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ひと言小説「流れ星の祈り」

「夜空に溶けた願い」

「流れ星だ!」
彼が指さした夜空には、一筋の光が走っていた✨

「せーの!」
私たちは声をそろえて願いを込めた
「ずっと一緒にいられますように」

願いが叶うと信じていた
でも、数日後——

「転勤が決まった」
彼の声が、夜風にかき消されるように響いた

「遠距離って、無理かな?」
小さな声で問いかけると、彼は少しだけ笑って言った
「願いは一つしか叶わないのかもな」 彼が最後に見上げた夜空には、また流れ星が光っていた🌠

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