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ひとこと小説「ひまわりの行方」

「夏の終わりに」

夏休み最後の日🌞
机の上にひまわりが一輪🌻
色褪せ始めたその花は、私が彼に渡せなかったものだった。

「絶対、渡すんだ…!」そう決めていたのに、
いざ目の前にすると言葉が出なかった💬
楽しく笑う彼の横顔を見ているだけで十分だったんだ。

新学期が始まると、彼とは違うクラスになった🏫
一緒に帰ることも、ふざけ合うことも減っていった。
気づけば、机の上のひまわりは乾いた花びらを落としていた🍂

ある日、教室のゴミ箱に捨てようとしたその瞬間、
「それ、まだ持ってたんだ?」
振り向くと、彼が少し照れたように笑っていた😊

「本当は、俺も同じの持ってるんだ」
そう言って、彼は鞄から押し花になったひまわりを取り出した📖🌻

胸がぎゅっとなる💓
夏は終わっても、この気持ちは枯れないのかもしれない。

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