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ロマンス

ひとこと小説「踏切の向こう」

「待ち合わせ」毎朝、同じ時間にすれ違う彼がいた🚋踏切の向こう、制服姿の彼はいつも本を片手に、列車を待っていた最初は偶然かと思ったけれど、気づけば目が合うようになり、視線を交わすようになった「今日こそ声をかけよう」そう決意した朝、私は早めに家...
ロマンス

ひとこと小説「壊れたオルゴール」

「メロディの中の言葉」彼女が最後にくれたオルゴールは、壊れていて音が鳴らなかった🎵けれど、不思議と捨てる気にはなれず、本棚の片隅に置いたままにしていた。別れてから一年。久しぶりに掃除をしていると、ふとそのオルゴールが目に入る。何気なく手に取...
ラブストーリー

ひとこと小説「見えない告白」

「宛先違い」「好きなんだよね、ずっと」💌送信ボタンを押した瞬間、胸が高鳴る。親友の彩夏に相談するつもりだった。彼に告白しようって決意したことを。でも、メッセージが送られた直後、画面を見て血の気が引いた。──送信先:彼指が震える。すぐに削除し...
ロマンス

ひとこと小説「カフェの隣人」

「見覚えのある横顔」毎朝通うカフェで、いつも決まった席に座る男性がいる☕️窓際に腰掛け、静かに本を読む姿は、どこか懐かしさを感じさせた。今日も私はカウンターでコーヒーを注文し、彼の背中を何気なく眺める。ある日、ふと彼と目が合った。「もしかし...
ロマンス

ひとこと小説「風の便り」

「宛名のない手紙」ポストを開けると、一通の手紙が入っていた📮差出人の名を見て、懐かしい気持ちが込み上げる。田舎に残った友人からだった。久しぶりに届いた便りには、近況とともに、こんな一文が添えられていた。「最近、あの人が帰ってきたよ」——あの...
ロマンス

ひとこと小説「春風の中で」

「十年越しの春」駅から続く並木道🌸風に舞う桜の花びらが、視界をふわりと染める。待ち合わせの場所に着くと、そこには彼女がいた。10年前と変わらない笑顔で。「久しぶり」懐かしい声に、胸が軽く震える。高校の卒業式の日、彼女は突然遠くへ引っ越してし...
ロマンス

ひとこと小説「虹の橋の下で」

「同じページ」雨上がりの公園🌿虹がかかる空の下で、私はベンチに座り、ゆっくりと本を開いた📖「その本、面白いですよね」ふいに声をかけられて顔を上げると、傘をたたんだ青年が立っていた☔彼の手にも、私とまったく同じ表紙の本が握られている📚「偶然で...
恋愛小説

ひとこと小説「ひまわりの行方」

「夏の終わりに」夏休み最後の日🌞机の上にひまわりが一輪🌻色褪せ始めたその花は、私が彼に渡せなかったものだった。「絶対、渡すんだ…!」そう決めていたのに、いざ目の前にすると言葉が出なかった💬楽しく笑う彼の横顔を見ているだけで十分だったんだ。新...
恋愛小説

ひとこと小説「消えた待ち合わせ」

「あの時のまま」駅前のカフェで待ち合わせをした⏳彼は来なかった「ごめん、遅れる」そんなメッセージすら届かず、私は何度もスマホを確認した📱💬待ちぼうけのまま、夕焼けが広がっていった🌇結局、その日以来、彼からの連絡はなかった何があったのか、どう...
恋愛小説

ひと言小説「砂時計の記憶」

「ひっくり返すたびに」机の上に置かれた小さな砂時計⏳彼女と一緒に雑貨屋で買ったものだった🏡✨「これ、面白いね」そう言って彼女は、くるりと砂時計を回した🔄さらさらと砂が落ちるたびに、二人で過ごした時間が蘇る🎞️💭初めてのデートで食べたパフェ🍨...