恋愛小説 ひとこと小説「君の顔では泣けない」 あなたの“声”で、ようやく涙がこぼれた📻💧一年前の雨の日、俺は澪の前から姿を消した。きちんと別れも告げずに、ただ黙って、逃げるように。☔理由なんて、今になってもちゃんとは言えない。東京で内定が決まった彼女を祝福する言葉が、なぜか出てこなかっ... 2025.07.09 恋愛小説
恋愛小説 ひとこと小説「折れたアンテナ」 最後に届いたのは、君の“声”でした📡💔大学の研究室で、一緒に卒業制作に取り組んだ遥と航平。彼らは、音響工学のゼミで“音で繋がる距離”というテーマに取り組んでいた。📡航平は天才肌の研究者だった。だが、昔から人とのコミュニケーションが苦手で、会... 2025.07.06 恋愛小説
恋愛小説 ひとこと小説「心音レコード」 イヤホン越しに聞こえた、“好き”の音🎧💓――このレコード、君の心音が入ってるんだよ。大学の卒業式から数日後、未帆(みほ)は大学近くの中古レコード店に立ち寄った。何となく引かれるように入った店で、手に取った一枚のレコード。手書きで「SHION... 2025.07.01 恋愛小説