恋愛小説 ひと言小説「泣き笑いの向こう側」 映画館で隣の彼女が泣きながら笑っていた。不思議に思っていると、「ねえ、これ……私の名前」とつぶやく。スクリーンには確かに彼女の名前があった。「私ね、映画の裏方の仕事してるの。」夢が叶った瞬間だったのだ。彼女の涙と笑顔、その意味を知り、愛おしさが込み上げた。 2025.02.06 恋愛小説