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ひと言小説「砂時計の記憶」

「ひっくり返すたびに」

机の上に置かれた小さな砂時計⏳
彼女と一緒に雑貨屋で買ったものだった🏡✨

「これ、面白いね」
そう言って彼女は、くるりと砂時計を回した🔄
さらさらと砂が落ちるたびに、二人で過ごした時間が蘇る🎞️💭

初めてのデートで食べたパフェ🍨
夕焼けを眺めながら語った未来🌇
手をつないだ寒い冬の夜❄️

何度もひっくり返しては、思い出に浸る📖💘

でも、ある日ふと気づいた
彼女がいなくなってからも、ずっと同じように砂を落としていたことに💔

最後にもう一度だけ…と、砂時計をひっくり返す⏳🔁
その瞬間、机の端からカタンと音を立てて床に落ちた💥

砂が散らばり、壊れたガラスの破片がきらめく💔✨
時計が止まったみたいに、心が静まり返った

これで、もう思い出をひっくり返すことはできないのかもしれない⏳💭

——でも、彼女との時間は消えない
胸の奥で、そっと積もり続けていくから💖

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