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2024-12-28

小説

ひと言小説「曲がり角の恋」

「角で始まる恋」角を曲がるたびに、同じ人とぶつかる。最初は偶然だと思った。黒縁眼鏡の青年が慌てて頭を下げる姿に、こちらもつい笑顔で「すみません」と返す。その次の日も、そのまた次の日も、同じ角でぶつかるのだ。「どうしてこんなにタイミングが合う...