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ひと言小説「秘密の約束」

「帰ってきた日」

夕暮れの駅🚉
人の波の向こうに、見覚えのある顔があった

「……久しぶり」

十年前、桜の木の下で交わした約束🌸
「大人になったら迎えに行くよ」
幼い私は、それを子供の戯言だと思っていた

でも、彼は本当に帰ってきた

「待たせたね」
彼はそう言って、私の前に立つ👀
変わらない声
だけど背は私よりずっと高くなっていた

「覚えてたの?」
「当たり前だろ」

私が笑うと、彼も微笑んだ😊

「今度こそ、迎えに来たよ」

人混みの中、彼の手がそっと私の手を包む✨

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