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お花見!AIが考えた小説 – 監視されてる気がする🌸

見られてるのはこっち⁉️


「なんかさ、今日の桜、変じゃない?」

そう言ったのは、大学のサークル仲間・あやかだった。
僕たちは毎年恒例の“花見会”で近所の公園に集まっていた。
シートを敷いて、コンビニおにぎりにジュース。いつも通りの、春の一日――のはずだった。

でも今年の桜は、何かがおかしい。
いや、正確には“桜に見られてる気がする”のだ。

「見て。あの花、目ついてない?」

冗談だと思って笑い飛ばした。けれど、彼女が指差した先には……確かにあった。
桜の花びらの中央に、まん丸の目。しかも、こっちをじっと見ている⁉️

「うわ、あっちも!」「あれも!」
次々と“目付き桜”が現れる。枝のあちこちに、シュールな双眸。
しかもどれも微妙に表情が違うような気さえしてくる。

「これ、誰かのイタズラだよね? 映え狙いで目ん玉シール貼ってるとか」
「……全部の花に?それはそれで狂気だよ」

その時、僕のスマホが震えた。
画面には、知らない番号からの通知。

《桜も人間を観察してるんだよ🌸》

え? 誰?
その瞬間、風が吹いた。目のついた花たちがいっせいに揺れ、こちらにうなずいたように見えた。
あやかが小さく叫んだ。

「やばい、なんか始まってない?ホラーじゃん」

でも不思議なことに、怖さよりも笑いがこみ上げてきた。
だって、どの桜も、まるで「楽しそうだね」って言ってるような気がしたから。

僕たちはそのまま、おにぎりを食べ、ジュースを飲み、目付きの花と記念写真を撮った。
投稿したSNSはすぐにバズった。
“花がこっち見てきた”のハッシュタグ付きで。

その春から、僕たちの恒例行事は“見守られ花見”と呼ばれるようになった。
SNSでは「視線が優しい」「こっちのほうが癒される」なんてコメントも溢れた。
そして今年もまた――

「ねえ、今年も監視されに行こうよ」

あやかが笑う。
僕も笑う。
満開の目たちも、きっと笑っていた。

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