ただの散歩のはずが、人生最大のハプニング！？🐶💥
「行ってきまーす！」
大学生の翔太は、気まぐれな柴犬・ムクを連れて、のんびり午後の散歩に出かけた。
快晴の公園、緑がきらめき、鳥のさえずりが心地よい。
ムクは上機嫌でしっぽをブンブン振りながら、芝生の上を小走りに駆け回る。
が、今日だけは何かが違った。
「ムク、待て待て待てっ！」
突如、ムクが吠えて猛ダッシュ！
翔太がリードを持つ間もなく、目にも留まらぬ速さで茂みを突き抜けた。
その先には――巨大な棒。
「まさか、それを……？」
案の定、ムクはその棒を口いっぱいにくわえて振り回した。
その瞬間、
「バチンッ！！」
棒の先が反動で飛び、翔太の額に直撃した💥
「うぎゃぁあああ！！」
翔太は星を見ながら倒れ込み、ムクは得意げにしっぽを振っている。
それだけで終わらなかった。
その棒、なんと近所の小学生が夏休みの工作に使う予定だった“ミラクル超合体スティックZ”だったのだ。
「お兄さん、それ返してよー！！」
小学生4人に囲まれる翔太。
頭にこぶを作りながら弁解していると、さらに事態は悪化。
マダムたちがスマホを片手にやってきて、にこやかに言った。
「翔太くん、またやらかしたのね〜」「今日もバズれそう！」
しかし、物語はここで終わらない。
ムクがまた「ワン！」と吠え、草むらに突進。
なんと、そこで行方不明だった保育園児のぬいぐるみ“くまぞう”を発見！
「クマちゃん！！」
泣きながら抱きつく園児。
拍手と感動が公園中に広がる👏
翔太のこぶは痛いが、なぜかヒーロー扱いに。
「さすがムクだね〜！」「棒に当たって運を当てた男だわ！」
後日、公園の掲示板にはこんな張り紙が。
「地域安全ワンコ・ムク 🐾」
その隣には、棒に当たって白目をむいている翔太の写真も。
「……犬も歩けば棒に当たる、って、こういうこと？」
翔太は今日もムクの散歩に出かける。
“棒に注意”の札をぶら下げて――。
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